ラ・ラ・ランドを観てきた。
久しぶりの映画館。映画の日、レイトショー、たまには夫婦でデートしたっていいじゃないか
(正直なところ、夫婦向きの映画じゃないわけだけど…)
子どもがいて不自由だなぁと思うことの一つが、映画観賞。DVDで観ればいいじゃない、ホームシアターにすればいいじゃないって思うかもしれないけど、
なかなかそんな気分にはなれず。
ママズシアターのように、子連れokの上映もあるにはあるけど、それでゆっくり観れるかっていったら違うもんなぁ…。
下手したら休み毎のアニメ映画に駆り出される羽目になってしまう。ママ友の中には、子どもを寝かしつけてからレイトショーでシン・ゴジラも君の名は。もこの世界の片隅にも観た、という人もいて、そうか、その手があったか!と思っているのだけれど。
で、ララランドの感想ですが。(ネタバレを含みます)
絶賛レビューだけじゃなく、酷評レビューも出てきたのでそれは観終わってから読んだ方がいい。
中には確かにそれは一理あるな、っていうのと、
自分に合う合わないかを論じることに意味があるのかどうなんだっていうのと。
特にフィーリングが合うなと思ったのは以下2つのレビュー。
http://hiko1985.hatenablog.com/entry/2017/02/28/144802
http://realsound.jp/movie/2017/03/post-4278_entry.html
少なくとも、私は観てよかった!
予告編にあるような煌びやかなミュージカルシーンに期待を膨らませて足を運び、
もちろんオープニングのミュージカルシーンから鷲掴みにされ、(オープニングが終わった時点で拍手したかった)でも観終わって記憶に残るのは、
独白シーンと、エンディング。セブ、切ない…。
夫がどう思おうと、関係ない。泣く!
観てから2週間以上経つけど、
未だに繰り返し脳内再生しては、選ばなかった人生、選ばれなかった人生に思いをはせる。
&サントラでテンション上げて仕事している。
でも、セブのように、ミアがいる人生が駆け巡ったりはしない。子どもが生まれてこのかた、色々なことがあったし、よい時も悪い時もなんだかんだ乗り越えてきたのだもの。
(一応、想像してみようと努力はしてみたのだけれど…)
残念ながら、私は夢を追う人生は選べなかった。
私が追い求めたいのは私と家族の幸せで、夢を叶えることと幸せになることはイコールではない。
ささやかな、日常の幸せと、
日々の生活に追われる中、ふっと現れるギフト。
それは、はっとする言葉だったり、じっと見つめられることだったり、小さな、でも大分大きくなった手に握り返されることだったりだったり。
そんな、しあわせをちゃんと感じられるような生活を送りたい。
夢を追い求めるキラキラした世界を見ながら、そんなことを思いました。