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働くハハの技術と感覚

都内で働くワーキングマザーの日記です。

【読書】 中村文則 A

【読書】 中村文則 A

 

2015年は読書メモをつけようと思う。
思うけど、続く気はしない。でもやってみる。もうすでに3月だけど…

 

A

A

 


今書店店頭では 最新刊 教団Xが平積みになっている。

 

教団X

教団X

 

 

 

 前々から人気のある作家さんだなぁとは感じていたものの、
なんとなく敬遠していて読んだことがなかったのだ。

 

読書好きの人からの人気が高いような気がする。
といっても、思いつくのはピースの又吉さんぐらいなんだけど。あとねぇ、
多分、好きな人は沢山いると思うんだけど、人に薦めるのに躊躇してしまう作家さんだと思う。おすすめした相手が好きになってくれるかわからない、という点で。
書店員さんだったらおすすめしてくれるんだろうけど。と思ったら丸善のフリーペーパーでおすすめしてくれていたよ…!


しかしなぜ今まで読んだことがなかったのだろう?

 

で、『A』なのだが。

あまりに装丁が素晴らしくて、書店店頭で思わず手に取ってしまっていた。

 

・装丁:鈴木成一デザイン室
・装画:坂上チユキ「フェニックス」 

 

この装画も素晴らしいんだけど、書籍タイトル「A」とぴったり
合わさっている感じ、なんだこの本の放つ力は…!と思う。

 

いい本は、装丁がいい。
私の本選びの1つの基準である。

装丁がよくても面白くない本はあるけど、装丁がイマイチな本はそもそも読む気がしない。(実用書・専門書・参考書・辞書を除く)

 

『A』は短編小説集で、テーマも色々、毛色も違ったり繋がっていたり、、、

途中、「蛇」「信者たち」が突如としてエロ小説の如く展開になっており、
通勤電車で読んでいる身としてはヒヤヒヤした。あとがきを読むと官能小説特集に書いたものとあったので、納得。でもそのまま読み進める。多少の背徳感である。覗き見されて何読んでいるんだと思われていたかもしれない。関係ないがスポーツ新聞のエロ記事を人目を憚らずというかむしろ見えるようにじっくり読み込む人っていますよね。15時とか16時とかやけに早い時間帯に。あれはなんなのだろう。

 

どの短編もそれぞれ面白かった。

 

どれが一番好きだったか、と聞かれれば
うーん、難しいな、『妖怪の村』か『晩餐は続く』かな。
でも『A』と『B』も良かった。

 

中村文則さんの文章で面白いなと思ったのは、小説の文体とあとがきの文章は
全然違うことだ。というか、あとがきに書かれていることがあまりに自然体だったので驚いた。今どきの作家さんはそういうものなのだろうか?
久しく小説を読んでいなかったんだなぁと改めて思う。

 

現実にばかりかまけているのにも飽きてきたよ。

 

というわけで、とりあえず他の中村作品を読みあさってみようと思う。

最新刊に行く前に、まずは

 

掏摸(スリ) (河出文庫)

掏摸(スリ) (河出文庫)

 
銃 (河出文庫)

銃 (河出文庫)

 
王国

王国

 

 あたりから読んでみようかと思う。