『アイデアが生まれる、一歩手前の大事な話』、読了。
大好きな森本千絵さんの本が出ていて嬉しくなって購入。
サンマーク出版刊なので、ビジネス書のくくりになると思うんだけど、
ビジネス書といえばそうだけれど、ちょっとスピリチュアル的な部分もあり、(特に6章)合う人を選ぶかもしれない。普通のビジネス書を期待している人には読みづらいと思う。
森本千絵さんといえば博報堂出身、現goen゜主催のアートディレクター。
森本千絵さんの携わっている広告は人っぽさがあってたゆたう感じが好きなのです。
その名の通り、絵とご縁と、今までと、これから。
第一線で走り続けるクリエイターってすごいなあと尊敬します。
私は広告に対して単なるいち消費者で、受け手でしかないけれど、
それでも好きな広告、嫌いな広告はあるわけで。
共感できる箇所がたくさんあってふせんをつけながら読んだ。ふむふむ。
「境」がないというか、「際」がなかった
どのグループにも属さないで、いろいろなところをふわふわとしていました。それはものづくりも同じで、「ここにあるけど、ここではない」というものが作品に現れてきた
ワークショップは人の可能性、想像力をデザインするところ
何かが足りない、何かが足りないと思っていたけれど、それは「本気が足りない」のだということに気づいたのです。
デザインにもスポーツ精神が必要
「グッ」とくるものの中にあるもの
特に読んで欲しいなと思うのは進路を考え中の高校生とか、就活中の大学生とか。
森本さん自身は中学のときに広告に憧れて実際に広告業界に入り、活躍しているわけで、さぞかし目的意識が強いのかなと思いきや、もちろんそういう部分もあるけれどそうでない部分もあって、でも紆余曲折はそのまま森本さんの生き方や仕事に繋がっていて、
誰にも多かれ少なかれそういうことってあると思う。
本当にやりたいこと、本当に実現させたいことのためなら結構無理できるしストイックにもなれるけど、大して想いがないものに対してはなおざりになってしまったり。
今日からまた頑張ろうー!
- 作者: 牧田智之
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