先日、伊豆大島まで家族旅行に出かけてきました。
夏休みにはまだ少し早く、なんでこの時期?という感じだと思うのですが、
東京と伊豆諸島を結ぶフェリー、東海汽船でここ数年毎年行われている、プラネタリウムクルーズというめっちゃお得な便が出ていたので申し込んだ次第です。
なんといっても驚くのはその価格!
2等室、往復で3000円。子どもは半額で1500円!
繁忙期の通常料金が、片道5560円なのと比較すると、そのおトクさがわかるはず。
2等室の雑魚寝はちょっと…という人も、相部屋の2段ベッドの特2等にしても往復4000円です。破格でしかない。
ちなみに2等和室の船室はこんな感じ。ザ・雑魚寝。
毛布が1枚100円(確か。200円だったかな?金額は忘れました)で借りられます。あと、レジャーシートが切符を購入した時に渡されました。
我が家は行くか行くまいか直前まで迷っていたため、すでに特2等は売り切れ、行きは2等和室、帰りにいたっては席なしだったので(席なしというのは、新幹線で言えば自由席みたいなイメージで、船内の空いているスペースでお過ごしください、という席です。)無事船内で過ごせるか非常に不安だったのですが、行ってみると全然大丈夫でした。
というか、フェリーむしろ好きだな。
何もすることがなくてビール飲むか外の景色を眺めるか、寝るか食べるかみたいな贅沢。ヒマ~と子どもは文句言ってましたが。
とはいえ流石に子連れのため、出発したらすぐに就寝しました。一応、デッキで夜空が見られるとか、コンサートをやっているというのも売りのツアーなのですが…致し方ありません。
また、今回のプラネタリウムクルーズに合わせ、伊豆大島を巡るツアーも企画されていました。
我が家は海に行きたいなと思って申し込まなかったのですが、行ってみてからあれ?まだ海開きしてない…?もしや海入れないのか…?と慌てたのと、島内のバスは本数が少ないので(島なので当たり前ですが)効率よく回りたい人はツアーに申し込んでしまった方が楽だと思います。
大島に向かう人の旅の目的は、フェリー乗り場で見た感じだと、自転車を持ち込んでサイクリングする予定の人、三原山トレッキングする予定の人、若者と子連れの人は海かな?という感じでした。
何しろ、早朝着いても基本的にお店はまだ空いてない。まぁ当たり前なんですが!
でもまぁ行き当たりばったりな感じを楽しめたのでよかったです。
あと、どこの港に発着するかは波次第です。
また、今回5:00に大島につき、13:20に大島を発つフェリーだったのですが、その日の港がわかるのは7:30。なので、それが分かるまではなかなかプランが立てづらいのが難点といえば難点だったかな。
<伊豆大島でのタイムスケジュール>
5:00 伊豆大島着 岡田港
岡田港→元町港までバスで移動
5:30 愛らんどセンター御神火温泉
7:00 朝食
弘法浜海水浴場
元町周辺散策
バスで岡田港へ移動
日の出浜海水浴場
浜のかあちゃんめしで昼食
13:20 フェリー出航
岡田港に着いた時点で全くのノープランだったため、バスの運転手さんにどのバスに乗ればいいのか相談すると、うーん、とりあえず元町港の方に行って温泉でも入って考えたら?とのこと。ありがたいアドバイスでした。
愛らんどセンター御神火(ごじんか)温泉へ。
朝食
とりあえずフェリーの疲れを癒しつつ、休憩。
本当は、岩場のトウシキ海水浴場に行きたかったのですが、時間的に結構ギリギリになりそうだったので断念し、まずは元町港すぐの弘法浜海水浴場へ。
まだ海開き前なので、海の家はおろかシャワーも使えなくなっていて、いるのはサーファーぐらい。(早朝だったし)
とりあえず波打ち際で遊んで子どもも満足した様子だったので、元町周辺を散策することに。
マップには載っていなかったB&Bがオープンしていました。おしゃれ。ブックカフェみたいな感じかな?
猫がたくさんいます。可愛い。
少し散策した結果、まだお店も開くまで時間があるし、さっさと岡田港の方に行ってしまえ!ということになり、再びバスで岡田港へ。
帰り用に、島島寿司を予約しておきました。
フェリーに乗る直前だとすでに完売していたので、予約がおすすめです。べっこう寿司ですが、全然辛くないので子どもでも食べられます。
岡田港から一番近い海水浴場、日の出浜海水浴場へ。
こちらの海水浴場は、シャワー、更衣室共にすでにオープンしていました。
こじんまりした海水浴場なので、子連れでも安心。
まだ少し水は冷たかったですが、
せっかくなのでシュノーケリング(というか、そのつもりで来ているのでやらないわけがない)
いやー、やっぱり海が綺麗でいいですね~。
ちょっと泳いだだけで、海藻の下に小さいフグとか、2~30センチぐらいの魚、しましまの小さい魚などが間近に見えて楽しい!
12時ごろに切り上げて、岡田港そばの食堂
浜のかあちゃんめしでランチ。
べっこう丼がピリ辛で美味しかったです。
べっこう寿司とは伊豆大島の名物で、白身魚を青唐辛子が入ったたれに漬け込んだもの。
べっこう色になっているからその呼び名なんだと思います。
たれはどうやらお店によってそれぞれ違うみたいですが、私は浜のかあちゃんめしのピリッと辛い感じが好みでした。
丼と、付け合わせの明日葉のおひたしなのかナムルなのかも美味しかったなぁ。あらのお澄ましも海で冷えた体があったまって幸せを感じました。
しかもお値段もとってもリーズナブル。
その上、おばちゃんたちも親切です。
たまたま隣にいたおじちゃんが頼んでいた明日葉の天ぷらを羨ましそうに見ていたら、おじちゃんに1ついただいてしまいました。ほろ苦くて美味しい。なんていい人なんだ! 単品でおつまみを頼みつつ、ビールを飲むおじさま2人組。あんな風に年齢を重ねられると幸せだろうなーと思います。
早速明日葉も購入。帰ってから天ぷらでいただきました。
食べるだけじゃなく、冷凍の食材やくさやなんかも売っているのでお土産調達にもよし。
出航直前までフェリー乗船券売り場の売店でお土産を買ったりしつつ、急いでフェリー乗り場に向かうと、紙テープでのお見送りが!
なんだかテンションあがるけど、ちょっとさみしいような気分に。
帰りのフェリーの中でも、プラネタリウムクルーズ特別企画で様々な催しが。フルートとクラリネットのコンサートに、フラダンスショー、ヨガ教室など。
デッキで寝ている人がたくさんいてびっくりしました。我が家も帰りは席なしのチケットしか取れなかったため、2等席の後ろのスペースを確保。毛布をしいてごろ寝するというクルーズのようなラグジュアリーさは微塵もなかったけれど、これはこれで楽しい。
デッキでヨガ教室。
橋の下を通るのが気持ちよかったです。
次は新島の砂蒸し風呂に行ってみたいなー。
そしてそのうち全ての島を制覇したいものです。