働くハハの暮らしと家計簿

都内で働くワーキングマザーの日記です。

ミニマリストになりたい。『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』読了

ミニマリストになりたい

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「ぼくたちにもうモノは必要ない」佐々木典士著・ワニブックス刊、読了。

曲がりなりにもブログを更新していると、日々ミニマリストを謳うブログにも遭遇するわけで、刷り込みというか、気にはなっていて、ようやく読めた。

私もモノを捨てられない、片づけ下手、モノ好きなので、佐々木さんの言うことにいちいち納得して読めた。

amazonのレビューで、他の片づけ本と特に変わらない。的なことが書いてあったが、とんでもない。

「ぼくたちにもうモノは必要ない。」は、ミニマリストというライフスタイルの提案、片づけ法の指南であると同時に、著者佐々木さんの成長物語でもある。
書籍のジャンルで言えば、実用書でもあり、ビジネス書でもあり、ノンフィクションでもある。泣こうと思ったら泣けるレベルですよ。

辰巳渚さんの捨てる技術、やましたひでこさんの断捨離、こんまりさんの片づけの魔法、雑誌の片づけ特集…同じく数々の片づけ本に手を出しては、ほんの束の間きれいになった気がするのだけれど、結局元通りになり、片づけが出来ない自分、というセルフイメージが定着してはや30年。

マインドが〜とか、感謝して捨てるとか、あ!スピっぽい!とどうしても拒絶しちゃう脳の仕様になっているのが割とすんなり読めた。というかね、段々受け入れられるようになった気がしている。
だって散らかっている部屋だと本当に空気が澱むんだもの。ノイズが増えると判断できないし、ただ流されるままになってしまう。

職場でそういう人が周りにいると消耗する。仕事はミニマルにしていきたいなー。今後の課題です。現状、やらなくてもいいことをやり過ぎている気がする。

でも、いくつか賛同できない項目もあり。

⚫︎「経験」は比べられない

なかなかそうは思えない。
モノよりコトとは思うけど、より面白い経験、よりレアな経験が…と思ってしまうし、得する情報など、ついついシェアしたくなってしまう。

むしろ、モノがいくら高価であれ「ふーん」で終わってしまう世の中になれば、経験こそ比較対象になるのではないかな。

例えば友人が夏休みに2週間ぐらい休暇を取ってマチュピチュやらガラパゴスやらの辺境に行ったと聞けば、羨ましくて仕方ない。長期休暇が取りづらい環境、予算、家族…我が身と比較してため息。比較してもしょうがないって分かっているんだけどね。

あと旅行先でも、オリジナルな体験がしたい!としゃかりきになってしまう。やたら体験やらワークショップやら参加したい性分なのをなんとかしたい…三つ子の魂なんとやらなのでハードル高いけど。

旅行に関していえば、旅上手な人と旅下手な人のスキルの格差はとんでもない開きがあるのでとても一口には語れないけれども。偶然の出会いを活かせること、オープンマインドでいること、思い切りと割り切り。ツアーも個人手配もフレキシブルに使い分けること。何でも楽しむこと。


⚫︎彼女に振られた話
えーと、自分をオトすエピソードとして入れたんだろうなー、と思うのですが、彼女に振られた原因として相手に合わせすぎてミニマリストが極められてないからだ的なことを書いてあったのですが、それは関係ないだろうなと思いました。
好きすぎて反論すらできない関係…とかでもなさそうだし。

でも、独身35歳で、家事、片づけができて、今後コレクション収集にハマる可能性が少なくて、思考が身軽な人ってすごくアドバンテージなので、下手したらこれから1年以内に結婚を決めそうだなぁと思いました。
しかもちゃんと働いているし!
この本のヒットで、これからどんなワークスタイルを選ばれるかは分かりませんが…

狙われてますよ、佐々木さん。(知らない人なのに馴れ馴れしいことこの上ないが)

現代ビジネスで連載中の川崎貴子さんと二村ヒトシさんの対談記事がすごく面白くて、

この中で川崎さんが、年収500万円前後は共働き相手として非常に推奨銘柄なんですよ、とおっしゃっていて、
ほんとそう!膝を打ちましたよ私。

年収1000万円以上とかになっちゃうと、その分残業が多かったり家事に物理的に参加できない可能性が高いけど、500万円ぐらいだとそこまで厳しくないことが多いんじゃないかな。もちろん残業はあるだろうけど、帰ってこれないとか毎日終電…とかまで頑張れない。

でもって奥さんも200万〜500万円ぐらい稼ぎがあれば、世帯年収的には十分生活できる。

幸せの定義が何であるかはさておき。

手始めに、ミニマリストカテゴリを追加してみた。

明日は10個、モノを捨てることにする。できれば1週間毎日、10個づつモノを捨てることにする(ゴミでも可)。
本は、捨てるのも忍びないからマーケットプレイスに出すことにする。

服…メルカリに出すかー。思い切って似合わない服を捨てるか。誰かもらってくれる人を探すか。

家事…献立の定番化。わざわざ献立に悩まないように、新たなメニューを開拓しなくてもいい気がする。でもいつもいつも代わり映えしないごはんもつまんないんだよなぁ…

ぼちぼち、今さら?と思われながらやっていこうと思います。

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -


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