- 作者: 田房永子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2014/03/14
- メディア: 単行本
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毒親との確執と赦しの過程を描いた『母がしんどい』
- 作者: 田房永子
- 出版社/メーカー: 新人物往来社
- 発売日: 2012/03/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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で話題になった田房永子さんが母になってみて…ということで、楽しみにしていた本。
内容ですが、誰にでもおすすめしたい漫画…ではないです。面白いんですが。
まず、本作は割と絵にクセがあり、登場人物も時にグロテスクだったりするのでそれが苦手な人、また、しょっぱなから妊娠中のセックスについての話題でTENGAについて書かれていたりするので電車の中で読むのはおすすめできません(私は電車の中で読んでて自分で気まずくなってそっと閉じました)。
この漫画のよいなぁと思うところは、エイコさんの旦那さんに対する愛情がすごいある、ってとこですねぇ。
出産後、ふとしたきっかけで旦那さんとすれ違いになり、元カレをFacebookで検索してみちゃったりするエイコさん。
でも、私は元カレとセックスしたいんじゃない、旦那としたいんだ…と戻っていくエイコさん。体型が変わってしまったことに傷つくエイコさん。カスカスの心にkーpopが沁みるぜと思うエイコさん。
どのエイコさんも、無条件に共感!というわけではないですが、うんうん、そういう感じあるよねぇとしみじみ思うエピソードが盛り込まれています。
特に、言語化が難しい気持ちについて描くのが上手なんだなぁと思う。
ママになるのに自信が持てないなぁという人がいたらお勧めしたい漫画です。
しかし世の中の夫婦はどの程度出産後夜の営業しているもんなのじゃろうか。
女性誌の特集があるとつい熟読してしまうのですが、正直なところ性欲はあれど夫に対しては特にない。
私の周りにはできたのが奇跡とおっしゃる方ばかりなんですが、、、
そりゃ少子化も止められないよねぇ。
昨日の日経に
「人口1億人維持」提言 出生率2.07、実現へ高い壁
という記事が出ていましたが、ほんと高い壁ですよね…。